字をきれいに書くには、書く前にノートのマスの中の4つのスペースを意識させることが大切です。
そして、書く時に声を出して盛り上げながら確認する。大げさなくらい盛り上げることがコツです。(特に男子!)
例えば、「青」という字を練習する時は「上半分を真ん中の線より上に書いて、下の「月」みたいなんは下やな」と一緒に確認。
そして、いざ鉛筆を持って書き始めると……
「あぁ〜はみ出たわ!」
「あ〜あかん、ななめになってもうた!」
「おっ、まっすぐやん!ええやん!」
「せやな、ここは半分よりこっちやな、ばっちり!」
という具合に声をかけました。すると、すっかり機嫌がよくなったむすこ。おかしなところは「あ、こらあかんわ!なおすわ!」と自ら消して書き直せるようになりました。
むすこは丁寧に、ゆっくり、お手本の通りに……というような作業が大の苦手です。だいたいこういうのは女の子の方が得意ですが、彼は男子の中でも特にひどく、2年生になった今でも時々彼の書く字の奔放さには驚きます。
一人で宿題をしていた時のノートは全ての「青」がマスからはみ出ていて、どんどん下にずれていって5つマスがあるのに4つしか書けない……という状態になっていました。
「はみ出ないように書こうな」と言うだけですめばいいのですが、むすこの場合は一人でやらせると「できひん!」「もういや!!」と半狂乱に。大泣きして布団から出てこなくなったことも……。
それでも、隣で声をかけながら一つ一つ書いていくと徐々にマスの中に字をおさめられるようになりました。
書き順を覚えたい時も、横で声に出してあげるといいです。
田 → たて、かーく、たて、よこ、よこ
犬 → よこ、しゅっ、しゅっ、ちょん
ひらがなも同じく。
ぬ → ななめ、下いって〜上によいしょ〜下がって、くるっ
ふ → ちょん、くーるっ、左ちょん、右ちょん
などなど。はねるところは「ぴっ」とか言うてあげると喜びます。書き順は学校の先生の目が届きにくく、時々とんでもない順番で書いていることがあったので、2年生になっても家で気をつけて見るようにしています。最初のうちにしっかり覚えておくと、自然と大まかな流れが身につくはず。
面倒ですが、何事も最初が肝心!
そのうち一人でも形や順番を意識して書けるようになるので、1年生の4月・5月に時間をかけておいてよかったなぁと思います。