今日は、1年生のある子がかけ算に挑戦中。といっても九九を覚えたり計算ドリルを解いたりしているのではなく、写真の「LEARNING WRAP UPS」というゲームをしています。
アメリカで作られたこのゲーム。私が子どもの頃に母が買ったもので、先日実家から持ってきました。
左側の一番上の数字からスタートし、「×5」の場合は、左の数字に×5した数を右から探し、そこに糸をかけます。（写真は間違いまくってますね……）裏から左側に戻って、一つ下の数字へ。ぐるぐる糸を巻いていきます。一番下まで終わったら糸を溝にひっかけてスティックを裏返します。裏面に引いてある線と糸の道筋がぴったり合えば全問正解です。
「×1」や「×10」は、1年生でも楽しみながらすいすい糸をかけていけます。「×2」「×3」までは足し算でなんとかクリアしました。
この日は、「×9」に挑戦したいとのこと。
まず自分で考えてみるものの、「5×9は…… 20？ 72？ ぜんぜんわからへん〜〜〜」とすぐにギブアップ。
「ほな、5×10はわかる？」
「うん、50」
「5×9って5が9回ってことやから、5が10回よりちょっとだけ少ないんちゃうか？」
「そっか。じゃあ、45か！」
という具合に、「×10」を手がかりに答えを見つけていくことに。
私が嬉しかったのは、この子が誰に言われたわけでもなく、本棚の上に置いてあったこれを手にとって持ってきたこと。かけ算を習うのは2年生ですが、興味をもった時が学び時。たくさん考えていい学びになりました。
