もうすぐ小学生の長い夏休みが終わります。むすこの宿題も、残すところ歯磨きカレンダーの色塗りのみとなりました。
夏休みの宿題の難関といえば、自由研究!
去年は10分程でぱぱっと書いた絵を1枚提出したむすこ。参観日に自由研究の展示を一緒に見て、「みんなすごいな〜」「もうちょっと頑張らなあかんかったなぁ」とちょっと苦い思いをしたので、今年はしっかり準備をしてむすこが満足のいくものを作れるようサポートしてあげねば、と思っていました。
今やスーパーで自由研究キットという便利なものがたくさん売っていますが、やっぱりゼロから作る方が達成感は大きいはず!ちょうど阪急電車の未来のゆめ・まちプロジェクトに応募して阪急電鉄正雀工場見学が当たったので、そこで学んだことを冊子にまとめることにしました。
工場見学では、250人以上が働く大きな工場を1時間程かけてじっくり見学させてもらいました。工場には車体と車輪を分離させる大きなクレーンや、ペンキを無駄なく塗る装置、モーター、古い電車などおもしろいものがいっぱい!ずらっと並ぶたくさんの線路も圧巻です。クーラーがないのですごく暑かったのですが、子どもたちもしっかりおじさんの話に耳を傾けていました。
自由研究のため、当日は役割分担をして臨みます。私はカメラ&メモ係。むすこはしっかり話を聞く係。
翌日、まだ記憶が新しいうちに印刷した写真とメモを渡して制作開始!
私の心の中は、できるだけ自分で考えて作っていってほしいという思いと、途中で投げ出すことなくいいものが完成した達成感を味わってほしいという思いのせめぎ合い。むすこはいすに座ってこつこつ作業を続けるということが大の苦手なので、どこまで手を貸すか、どこまで任せるか、様子を見ながらギリギリのところを探ります。
写真が全部で60枚以上あったので、まず私がシーンごとに分類して、その中からむすこが載せる写真を選び、ページの並びを決めていきました。
私がとったメモと記憶をもとに、むすこが写真に説明をつけていきます。ほとんど単語だけのメモからちゃんと文章を作れるかどうか心配だったのですが、わりとしっかり書いていて一安心。
5ページくらいで嫌になるかと思いきや、半日かかって全12ページの冊子「阪急電鉄正雀工場見学」が完成しました。
「車りんと車体はおさらみたいなものでのっかっているだけでネジとかでくっついていません」
「電車1りょうをぬるのにペンキはかん1こぶんしかつかいません」
などの驚いたお話もしっかり盛り込み、満足のいく出来になったようです。案の定途中で何度か「もういややっ」と逃亡したり「このページは説明なしでいいわ」とめんどくさがったりしましたが、無事完成してよかったー。たいへんやったけど、むすこと一緒に1つのものを作り上げるのはなかなか楽しかったです!