むすこの小学校では、1年生の間毎日宿題に計算カードが出ました。
繰り上がらない「たしざん1」から始まり、「ひきざん1」「たしざん2」を覚えると秋頃から繰り下がりのある「ひきざん2」に。
この「ひきざん2」が延々と続くこと数ヶ月。もう次の計算カードがないからだと思うのですが、来る日も来る日も「ひきざん2」を2回ずつ。最初の頃は指を使ったり
「14-7は……14から4ひいたら10であと3のこってるから……10から3ひいたら……わかった!7や!」
と目をキョロキョロさせながら一生懸命考えていたむすこも、さすがに1ヶ月もするとすらすら答えが出てくるようになります。
16-9=7、13-5=8、12-8=4、15-6=9、、、、、
何度か並び順をシャッフルしたりもしたけれど、もう十分やろ!
ということで、むすこのための新しい計算カードを作ることにしました。ちょっと考えればできる問題や、教えてあげればできそうな問題をまずは20問ほど。
2×3、25+7、10÷5、33-13、、、、
表紙には
「〇〇〇〇(名前)だけの計算カード」
「できたらスゴイ!」
と書いて、今日からひきざん2の代わりにこれやってもいいで、と渡すとむすこは大喜び。わからない問題も「これどうやるん?」と聞いて一生懸命考えていました。
授業の先取りをすることが必ずしも良いとは思いませんが、ずっと同じことを繰り返すよりも自分のタイミングで新しいことに挑戦していく方が子どもにとっても楽しいと思います。
むすこは一週間もしないうちに新しい計算カードも楽々こなすようになりました。思ったより早くて驚きましたが、そんなこともあろうかと、問題をえんぴつで書いておいたのです。
「よっしゃ!新しい問題つくったろ!えんぴつと消しゴム貸して。」
と、数字を少し変えて、難易度は少し上げて、問題をリニューアル。
「え〜むっずー!」
と言いながらも3月の進級までの間、毎日嬉しそうにやってくれました。