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算数│難しい文章問題にぶつかったとき

20170117

子どもが文章題で「わからんー!」とさじを投げた時は、一緒に絵や図を書いてみます。

頭の中だけで考えられる子もいますが、学年が低いうちほど手が止まると思考も止まりがち。頭の中で考えようとして、わけがわからなくなって、「もういややー!」と爆発してしまいます。

そうなる前に、とにかく手を動かすといいんです。難しい問題集にとりくむ時は、すぐに使えるように紙やノートを用意しておきます。問題文や図にも ◯ や( )をつけたり、数字や名前を書き入れたり、わかることからどんどんかいてみる。それが文章題を解く第一歩。かきながら情報を整理していきます。

 

以前に、1年生の子が「もうかけへん〜」と持って来た問題集を見ると、余白が上も横もぎっしり「◯」で埋め尽くされていたことがあります。その時は私もびっくりしました。◯の数は80を超えていました。

それだけ数が多いと書き間違い・数え間違いが起こってしまいますし、本来は式を作り、計算すべき問題です。ちゃんと問題文を読み、それまでの学習を思い出しながら整理すれば式を導き出せるはず。でも、そんなに数の多い問題でもがんばって描いてみたことはすごいなぁと思い、その時はその子をほめました。

 

全国的に見て、計算はできるけれど文章題が苦手という子が多いそうです。まなびべやの生徒たちが通う小学校でも、算数では文章題が課題だと懇談会で話がありました。

文章題は確かに難しい。でも、嫌いにならないでほしいなぁと思います。文章から情報を整理して答えを導き出すことは、長い人生の中で何をするにも必要な力だから。

写真の絵は、1年生の女の子と描いたもの。最初は棒人間だったのにだんだんお絵描きに夢中になってきてしまいました。が、それくらいの遊び心はよしとしましょう。楽しく学ぶのが一番!

 

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